GPベスト4のデッキの構成にも、色々と疑問な点が見つかったので、
ちょっと僕なりに考察してみた。
まあ、僕のようなヘッポコの考えなんぞ、何の参考にもならん気もするけどねw

ちなみに、ここ最近の日記の内容は4surさんのDNを参考にしています。

疑問1:1ターン目に取れるアクションが少ない?
ブレストもケアスタも投入されていない弊害か、このデッキが1ターン目に
取れるアクションは、貴族ともみ消しくらいしかない。
また、貴族自身も、初手が「サバイバルはあるがエサになる生物が無い」場合や、
「サバイバルは無いが、蔦と共鳴者クリーチャーならある」場合などでは、
サバイバルのエサ確保や蔦の高速誘発に使用するために
敢えて1ターン目にプレイしないというプレイングもあり得る。
そのため実戦では、1ターン目は土地を置くだけという事も多かったと思われる。

それでも結果を残したということは、それだけ2ターン目以降に
サバイバルエンジンが稼ぎ出すテンポアドバンテージや、
蔦の高速誘発によるクロックが強力だったということなのだろう。

つまり、最序盤の手損は大して問題にはならなかったのではないかと思う。
・・・ここでいきなり将棋の話・・・
一昔前の将棋では、序盤の手損は致命的な遅れであると考えられていた。
しかし近代将棋には、後手番の流行戦形の1つに後手一手損角換わりがある。
最序盤の手損よりも、序盤から中盤にかけての駒組みを重視する方が
勝利に直結するという様に常識が変化したのだ。

・・・まあ、MTGと将棋では全然ゲームが違うのだけどw
なんだったんだよ今の引用はw
注:ちなみに、僕は将棋もMTGもにわかですw 心底意味の無い引用だなw

ちなみに、このデッキのキープ基準は以下のようになっているらしい。
1.サバイバルがあり、土地事故っていなければキープ
2.蔦を高速誘発させられるハンドで、土地事故っていなければキープ
3.マナ否定戦略を行えるハンドで、しかもそこそこに回るならキープ
4.十手ゲーに持ち込めるハンドで、しかもそこそこに回るならキープ
5.それ以外のときは迷わずマリガン
(もちろん、相手のデッキ次第ではあるが)

疑問2:この構成でコンボに勝てるの?
このデッキの対コンボカードは、
メインのFoW4、ディズ2、もみ消し3、あとはサイドのピアス4。
正直言って、この構成でどの程度コンボと戦えるのかは分からない。
しかし、この構成で Caleb Durward 氏は対コンボ戦で4戦負けなしだったので、
プレイングの上手い人が使えば十分コンボと戦えるのだろうと思う。
ちなみに Caleb Durward 氏の対コンボ戦の成績は、
ANTとShow and Tellに2戦2勝、TESに2戦1勝1分だったらしい。
特にサイド後は高勝率であった。サイドのピアス4枚の存在が大きかったと思われる。
ピアス単体での強さももちろんあるが、ピアスをサイドインすることによって、
デッキ内の青いカードの総数を20枚以上にできるのが大きい。
メインには、青いカードは17枚しか入っておらず、
FoW4枚を安定運用するには少々枚数不足だったからね。

疑問3:生物でも青いカードでもない十手が入っているけど?
どうやら Caleb Durward 氏は、レガシー選手権06の優勝者、
Roland Chang 氏が当時使用していたUGマッドネスを参考に、
今回のデッキを構成したようで、2枚の十手も Roland Chang 氏が
採用していたのでそれを参考にしたみたいだ。
それにこのデッキには、サバイバル以外に明確なパワーカードがないので、
十手の採用はパワーカード枚数の水増しという意味もありそうだ。
また、緑系のデッキのサイドには、必ずと言っていいほどサバイバルの
天敵であるグリップが入っている。それも3枚くらい。
パワーカードがサバイバル4枚だけだと、お互いの引き運次第では
相手のグリップ3枚で封殺されてしまう恐れがある。しかし、
サバイバル4+十手2=6枚もあれば、グリップ3枚投入されても
どれかしらは生き残るだろう、といった考えもあったのかもね。

疑問4:十手の枠にブレストや森の知恵を入れるのはどうなのか?
これは、まあ、一応アリだとは思うんだけど・・・ しかし、
このデッキは基本的にカード単体のカードパワーが低いデッキなので、
多分ドロー操作してもがっかりするだけだと思うけど。
僕も似たような構成のデッキを使っているので、その辺は良く分かるんだw
「不利な局面、だがブレストで3枚ドローだ! 来い!!」 (ミーバ、ディズ、森 ^q^)
・・・この現実に耐えられるのであれば、使ってみても良いんじゃないかなw
・・・いや、ホント良くある話だからさ・・・しかも、そういうときに限って
フェッチが無いんだぜw 2ターンも希望の無いドローしたくねぇよw

細かいドローの操作は、パワーカード満載のグッドスタッフデッキで
使ってこそ輝くと思うんだ・・・ 多分だけど、Roland Chang 氏は
「ショボイドローするくらいなら、オレは最初からこの枠にただ強カード入れとくぜ」
って考えたのではないかとw 僕はそう勝手に思うことにしますw

追記:ちなみに、白タッチしてのサトチューの採用は少し考えたけど、
サバンナを購入する資金や、テストする時間の問題があって断念したらしい。
どのみち、この枠はパワーカードの為の枠ということみたいだ。

疑問5:クレイドル不要じゃね?
でも、3ターン目にいきなり十手ゲーをスタートさせたり、
蔦祭りを更に高速回転させたりと、結構活躍したみたいだ。
まあ、1枚挿しなら良いんじゃないかな? 来たらラッキーみたいな感じで。

疑問6:不毛によるマナ否定戦略は定番ではあるけど、
疑問6:緑マナが出ない不毛の採用はサバイバル戦略と矛盾してない?
どうやら Caleb Durward 氏は、不毛を土地扱いしていなかった様ですw
超軽量土地破壊スペル。何故か時々マナが出る、みたいな認識かなw

なんか、フェッチから一貫して基本土地を持ってくるような
プレイヤーに対しては、不毛4枚はサイドアウトしていたらしいのだ。
・・・それをやると、デッキ内の土地総数が17枚になってしまうのだが・・・
それで何故、マナスクリューにならなかったのだろうかw

・・・まあ結論としては、元々土地扱いしていない土地から
出るマナが緑マナでなくとも、別に気にしないって事ではないかと。

疑問7:結局このデッキ、強いの?
大した事は無いと思いますw いや、けっして弱くはないと思うけど、
トップメタには成れそうにないね。初見殺しの一種ではないかと。

とは言え、メインのブン回りや蔦祭りはそう簡単には止められるものではないので、
メインで無双した後、サイドで頑張って一本を取るって戦略に特化させれば
今後も十分通用と思う。そういった意味では、ドレッジに近いかな。
まあ少なくとも、墓地対策に弱い点なんかはそっくりだねw

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