蔦マッドネス、3つの方向性について。第2弾は直観型。

直観型は、僕は自分の蔦マッドネスを強化しようと思ったときに
真っ先に思いついた形なのだけど、実際に組んでいる人を僕は見た事無いw
なので、以下のサンプルレシピは完全に僕の脳内レシピになったw
参考にならねーなー、とか言わないようにw
「Intuition Vine Madness」 サンプルレシピ
クリーチャー(24)
貴族の教主  4
ラノワールのエルフ  2
日を浴びるルートワラ  4
野生の雑種犬  4
アクアミーバ  4
復讐蔦  4
不可思議  2
スペル(16)
Force of Will  4
目くらまし  2
もみ消し  3
直観  4
綿密な分析  1
梅澤の十手  2
土地(20)
森   3
島   2
Tropical Island  4
霧深い雨林  4
吹きさらしの荒野  2
沸騰する小湖  1
不毛の大地  4

少しでもそれっぽくするために、「Caleb Durward」モデルの蔦マッドネスの
基本的なコンセプトをパクりまくって参考にして組み上げてみた。
直観4+十手2の「ただ強カード」6枚体制、FoW4+ディズ2のカウンター、
不毛4+もみ消し3のマナ否定戦略、等のアイディアは、そのまま拝借した。

直観型の利点は、ブン回った際の速度、FoWとの相性の良さ、直観自身の対妨害性能。
まず、速度に関して言えば、蔦マッドネスの3つのタイプの中でも最速クラス。
1ターン目にマナクリーチャー、2ターン目に直観から蔦3枚を持って来て、
そして3ターン目に生物を2体出せば、いきなり蔦祭り開始である。
場合によっては、3ターン目に蔦が4体、空を飛んで殴って来る。相手は死ぬ。
そしてFoWに関してだが、このデッキには青いカードが20枚も入っているので、
サバイバル型よりもFoWを安定してプレイすることができる。直観自身が青いのがポイント。

直観型の最大の強みは、キーカードの直観がインスタントであるため、
エンチャントであるサバイバルよりも直接的に対処されにくいという点。
グリップも針も通用しない上、3枚サーチされてきた蔦も、
2枚は共鳴者をまったく経由せずに墓地に送られるため、
サバイバル型よりは相手の直接的な妨害には強いと言える。

もちろん、このタイプにも弱点は多い。
一つ目は、蔦祭り発動の確実性。
サバイバルの場合、サバイバルエンジンを回すだけで、蔦のサーチから
ルートワラマッドネスプレイによる蔦の誘発まで全てが可能になる。
しかし直観が可能にするのは蔦を複数枚持って来るところまで。
つまり、蔦を大量に墓地に落としたのは良いが、手札がスペルと土地ばかりで
蔦を誘発させる事ができない、という事態を招く可能性があるという事だ。
一応、そのような事態を打開するための策は用意してある。
このデッキに1枚挿しされた《綿密な分析》がそれだ。
直観を通したは良いが手札の生物数が少ない場合は、
直観で蔦2枚と綿密な分析1枚をサーチして来れば良い。
その後、綿密な分析でドローを掘り進めることができれば、
必要な生物を確保しやすくなるという訳だ。
しかし、それをやっても確実ではない事に変わりはないのだが。

二つ目は、相手の除去に対する脆弱性。
サバイバルの場合は、サバイバルエンジンをブン回しても、
常に手札に生物を残す事が容易である。
そのため、先行して展開した1、2体目の蔦がStP・PtEで全て追放されしまっても、
3体目、4体目をすぐに戦場に引っ張って来ることができる。
また、非業や竜巻でまとめて吹っ飛ばされたとしても、
サバイバルエンジンを回せば次のターンにまとめて復活させる事ができる。
しかし、生物をプレイするたびに普通に手札が減っていく直観型ではそれは難しい。
StP・PtE等のピン除去に対しては、そもそも一度にまとめて3~4体蔦を出して
襲いかかれば良い話で、それなら1体や2体捌かれても何とかなると思うが、
全体除去に対しては、残念ながら頑張って打ち消す以外に対処法がない。
蔦はタフネスが3しかないので、竜巻にすら簡単に一掃されてしまうのが痛い。
一応、直観型にはFoWを安定して運用できるという利点があるので、
その点を生かして何とかしたいところである。
また、相手の除去に対抗することを重視するのならば、
メインからピアスを採用することを考えてみても良いかも知れない。
(その場合、入れ替わるのはもみ消しか?)

またピン除去に対しても、蔦は赤の稲妻にすら耐えられないので注意する必要がある。
白のStP・PtEはタルモ・KotRでさえもイチコロだから仕方が無いのだけど。
ちなみに、黒の燻しは対象にならないので、その点はちょっとラッキーか。
まあ、黒が相手なら燻しなんかよりも非業の方がよっぽど怖いのだが。

三つめは、直観自身がとても大振りな効果であるという点。
サバイバルの場合は、サバイバルエンジンを一気にブン回す事もできれば、
各ターンに少しずつ回す事もできるので色々と小技が使えた。
例えば、相手に早々に墓所や遺産を張られてしまっても、
サバイバルから小出しに囮を撒くことによって、相手が墓地対策を
使わざるを得ない状況に追い込む様なプレイングをすることも可能であった。
しかし直観はインスタントであるため、基本的には1回限りの使い捨てで、
一度にまとめて3枚のカードをサーチして来ることしかできない。
そのため、相手にとって直観は、ある意味対処しやすい存在となってしまっている。
直観自身は、打ち消されるか捨てさせられるか以外には妨害されないのだが、
直観を撃った直後の間接的な妨害に対しては弱いからだ。
例えば、直感から蔦を落とした後に墓地対策されると、直観の効果は半減してしまう。
1回限りの使い捨てである直観にとって、これは致命的な弱点であると言えよう。

ただ、直観は生物以外のカードをサーチすることもできる上に
サバイバルの様に特にエサを必要としないので、使い方次第で応用が利く。
例えば、相手の大技に対して、FoWを3枚サーチして来て無理やり打ち消す、等。
この点はサバイバルにはない利点なので、上手く活かしていきたいところである。

針やグリップで直接的に対処されやすいサバイバル型、
直観後に間接的な手段で対処されやすい直観型、
相手の妨害に対する耐性という点では、どちらの型も一長一短か。

コメント

migiT
2010年8月24日23:12

このレシピでMWSでテストプレイしてみたけど、なかなかイイ感じに回るね。
マナクリーチャーが比較的高確率で初手に来るので、土地事故が起こりにくいのがいい。

思ったのは、
・共鳴者の枚数が少ないので、直観を撃っても蔦が出せない、捨てられないことが割とある。
 (+《思考囲い》とかで手札割られてると地味に辛い)
・同様の理由で、不可思議を落とすために直観で不可思議2+なんかという構成を
 採らざるを得なくなり、色々と勿体無い。
 《森を護るもの》などの投入も考えるべきだろうか……それならサバイバルにするべきか。
・不毛よりも、赤や白、黒とのタッチを考えてデュアランを増やした方が、多分強い。
 理由は直観で2戦目以降に《天啓の光》や《古えの遺恨》、《暗黒破》を入れやすくなるため。
 防御系エンチャント・アーティファクト(特に《謙虚》など)に対して
 サバイバル型よりも明らかに戦いやすくなる。
 非業に対してサイドに1枚刺しの《現実の修正》とかも面白いか。

こんなとこ。
不可思議を1枚、豪腕とか栄光に変えても面白いかも。

Fuji/ヴァイン
2010年8月25日23:21

>鱈さん
共鳴者の枚数とか考えていなかった ^q^
確かに8体では少ないか。

一番どうでも良さそうなのは、十手の枠か・・・
でもここをサバイバルに替えると色々と台無しになるけどw

migiT
2010年8月25日23:34

ケアスタのような手軽なドローが入ってないから、蔦も直観も引かなかった場合が特に辛いみたい。
サバイバル型なら、それでも適当に犬とか出しつつ、手札に生物1枚だけ残していれば
サバイバルを引いてくる→ブーンブンシャカブブンブーンwwwってなるんだけども。
直観型の場合、Fb呪文落としつつ生物浮かせる、ぐらいしか出来ないし。
Fb落とせるって言うのもなぁ・・・《天啓の光》&《古えの遺恨》とは本当に相性がいいんだけど、
逆に他のFb呪文がな・・・。なんとも使い辛いお歴々ばかりで困る。

十手については、これは上記のような共鳴者だけ引いて蔦や直観、サバイバルがこねぇ~
ってな状況においてもゲームをひっくり返せるカードだからな。
2枚という枚数についてはケアスタ抜きだとどうしても少なく感じるが、
だからといってゼロにしてしまうと色々とまずいように思うよ。



あと、今日阪神がブーンブンシャカブブンブーンwww

Fuji/ヴァイン
2010年8月27日0:42

>蔦も直観も引かなかった場合が特に辛いみたい
蔦も直観も無いならマリガンすれば良いじゃない・・・と言えないのがツライとこか。
サバイバル型の場合、少々マリガンしてもサバイバル・エンジンが
回りさえすれば強力にアドバンテージを稼ぐ事ができたみたいだけど、
直観型ではそこまでは難しいし。これでは初手ゲーにしかならないか。

>阪神
昨日の阪神はブーンブンシャカブブンブーンwww だったけど、
今日の阪神は《沈黙》状態だったしwww
ええい、まったく先発投手陣は何をやっているんだか・・・
序盤にあれだけ点取られていたら勝てるものも勝てないよ。
もう今の先発陣の不調っぷりは、MTGの土地事故くらいにヒドイ事故だ・・・

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