前回のエントリーで「蔦マッドネスはクロパー型よりもアグロ型の方が強い」と
書いたので、今回はその根拠の一端を書いてみる。

まず、蔦マッドネス・クロパー型の理想的な展開は以下の様になると思う。
「2ターン目、適者設置 → それをカウンターで護る → 適者ブンして蔦祭りして圧倒」
この「適者をカウンターで護る」という戦術は、蔦サバイバル系デッキの王道だ。
ブン回せば圧倒的なアドを稼ぎ出してくれる適者を維持することさえ出来れば、
それだけで大抵のゲームに勝てるのだから。

しかし適者系デッキは「適者の無い(封じられた)場面での戦い方」
考えていなければ、安定して勝ち続けることは出来ない。
適者は強力だが、エンチャント破壊、打ち消し、針指定等、弱点も多いのだから。
そしてその「適者の無い」場面で、クロパー型の蔦マッドネスがどう戦えるかと言うと・・・
「雑種犬、ミーバ、ルートワラ等の貧弱なクロック ← これをカウンターで護って戦う」

・・・冗談抜きでこうなってしまう・・・もう笑うしかない(笑)
これがクロパー型「蔦マッドネス」デッキの弱点であり、この弱点がある限りは、
蔦マッドネス・クロパー型に未来は無いと思う。

しかしこれは、主力生物のカードパワーが貧弱な「蔦マッドネス」デッキ固有の弱点。
GUカラーの「蔦サバイバル」や、バントカラーの「バント・サバイバル」、
また、クロックパーミッションではないが「サバイバル・Zoo」等の、
タルモ、KotR、猫魔道士、ナカティル、RWM等の単体で強力な生物を
主力としている「蔦サバイバル」デッキであれば、「適者の無い」場面であっても、
「タルモ、KotR等の強力なクロック ← これをカウンターや除去で護って戦う」
強く戦うことが出来る。そのため、クロパー型も十分に成り立つ。
成り立つどころか、対アグロ、対コントロール、対クロパー、そして対コンボと
万能に戦う事が出来る以上、「蔦サバイバル」であればクロパー型の方が強いと言える。


前回のエントリーで「蔦マッドネス」と「蔦サバイバル」とを予め区別しておいたのは、
このように「蔦マッドネス」と「蔦サバイバル」とでは結論が違ってくるから。
適者をカウンターで護って戦う、十分なカウンター量でコンボに対しても戦える、
そんなデッキを望むのであれば、蔦マッドネスではなく蔦サバイバルを組むべきだと思う。


では、敢えて「蔦マッドネス」デッキを選択する意味とは?
そう考えた結果、僕は「蔦マッドネスはクロパー型よりもアグロ型の方が強い」という
結論に至ったのだが、まあそれは次回のエントリーにでも。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索