(I・リーグ、勝4-1負、15日、横浜市技能文化会館)

 やはり頼れる右腕だ。Fuji軍・7母イクイップ投手(23)が、12回を6安打、2本塁打、3四死球、8三振、4失点(4勝1敗)で勝利を挙げた。クジを引いても、自ら貴重な参加賞をゲットした。少しばかり苦手にしていたILCスタジアムで、自身初となる勝ち点12をマーク。チームはこれで2連勝。このまま連勝を伸ばして、スタンダード戦突入といきたい。

 強く、熱く腕を振った。リベンジの思いを胸に秘めながら、初戦から最速の全力投球。
・・・なお初戦は(ry 一度狂った歯車は、同じ場所で戻すと決めていた。新エースの意地と、プライドを込めた191球。イクイップが今季4勝目で、チームを2連勝へ導いた。

 「ILCではふがいない投球が続いてたんでね。何とかしたいと思っていました」。
 今回使用したデッキのリストはこちらだ。
「「サカナ被害者の会」を結成しよう(提案)」

4《ルーンの母/Mother of Runes》
3《心優しきボディガード/Benevolent Bodyguard》
3《コーの決闘者/Kor Duelist》
4《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
2《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》
4《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》
2《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》

3《骨断ちの矛槍/Bonesplitter》
1《速足のブーツ/Swiftfoot Boots》
2《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
1《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
1《光と影の剣/Sword of Light and Shadow》
1《殴打頭蓋/Batterskull》
1《迫撃鞘/Mortarpod》
2《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》

18《平地/Plains》
1《トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair》
3《古えの墳墓/Ancient Tomb》
Count 60

サイドボード
2《静寂/Serenity》
2《沈黙のオーラ/Aura of Silence》
1《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》
1《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》
2《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
2《真髄の針/Pithing Needle》
3《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》
2《外科的摘出/Surgical Extraction》
Sidebord 15

 《ルーンの母》4枚に加えて《心優しきボディガード》を3枚採用。この7母体制が
「7 Mothers Equip」というデッキの名の由来だ。 コイツらがまず先頭で出塁して除去の避雷針になることによって、後続の石鍛冶、決闘者、ミラクルら強力クリンナップの打撃が生きてくる。今大会では、この必勝パターンが上手く機能した。

 2戦連続で大役を任されたイクイップは、エースとしての重圧と闘う日々を過ごす。今季は昨日までで3勝(3勝ち越し)2敗(2負け越し)だが、先月は2勝4敗と苦しんだ。6月17日のGP横浜戦では1回も二段攻撃+装備品が成功しないという不運。途中退場したが「全然大丈夫」と、翌月には平然とマウンドに立った。

 「崖の上に立たされている感じ」。そう表現したのは今月の開幕前だ。今年のFuji自身の連敗が始まったのは6月10日のWLC戦。負の流れは同じ場所で断ち切るしかない。「自分の投球ができるか、できないかで変わってくる。自分の投球をしっかりしようと思った」。

 初戦、ストレートの大惨敗でイキナリつまづいた ^q^
1戦目 UBテゼレットコン(黒字さん)
1-1 先手スタート
罠の橋~相手ハンド0~からの~神ジェイス で負け ^q^
1-2 こちらトリマリ
土地が「1枚 → 0枚 → 1枚」だったのでトリマリ。しゃーない。
ゲームの方はボーラステゼレットが超ツエーで負け ^q^q^q^
××

 初戦に2体のPW無双で1敗を失ったが、直球で押すイクイップ本来の姿だった。「直球でゴリ押しするのが自分のスタイル。それで変化球も生きた」。前回の登板後にデッキを微修正した。具体的には明かさなかったが「感じるところがあったので。それが良かった」と手応えを口にした。

 ここからは怒涛の4連勝。
2戦目 スライバーン(テレキャスさん)
2-1 後手スタート、こちらダブマリ
石鍛冶から十手を持ってくるゲーム。当然、生物を焼かれまくってしまったが、相手の
火力が尽きたところにミラクル&ルン母が着地。そして動き出す十手 → 相手投了。
2-2
1T目:ボディガ、2T目:石鍛冶 → バッター。その直後、相手は紅蓮地獄。
こちらはボディガで石鍛冶を守って、3T目にバッター着地。しかしこれは即・粉々。
さあ、どーするかというところだったが、ここで十手を神トップしてきたので
再び十手が動き出す。そのまま勝利。
○○

3戦目 Rwuゴブリン
3-1 先手スタート
素引いてきた火氷剣が強かった。ルーンのババァが年甲斐もなく重い剣を豪快に
ブン回してゴブリン相手に謎の無双をして勝利w
3-2
相手の展開がイマイチ。こちらも、モタポ以外の装備品が引けていなかったが、
ミラクルミラクルキッチンと強力に並べて徒手空拳でゴリ押しして勝利。
○○

4戦目 親和(くらぼ~さん)
4-1 先手スタート
後手3キルされた ^q^
信奉者×2並べてからの電結荒廃者で14点ライフロスで死。
3T目にバッターが速攻で殴っているのに間に合わないとか何事ーw
4-2 相手ワンマリ
こちらは矛槍十手バッター、相手は頭蓋囲い勇者でお互い殴りに行けず。
そのまま行ってたら、相手の打点が上がりまくって一撃死していたのだろうが、
良いところでペスを神トップ出来たので空から殴ってライフ回復して勝利。
4-3
土地4枚のヌルハンドだったが、静寂があったのでキープ。
そしたら引きが良くて、1T目:決闘者、2T目:静寂 で相手の場をリセット。
そしてトドメの3T目:墳墓から二段攻撃十手完成で勝利。
×○○

5戦目 エスパー石鍛冶コン(みさくさん)
5-1 後手スタート、相手ワンマリ
こちらの生物がモノスゴイイキオイで除去られていくんですけどー
頼みの綱のミラクル十手矛槍も、StPされてその後フルボッコされて負け。
5-2 相手トリマリ
「疫病指定・人間」で7母ぜんめつ!ミラクルも1/1に(笑)
しかし、1/1になってもミラクルはプロ(黒)ってだけで強かった。
相手のバッターを守備で牽制しつつ、最後はペスで8点パンチして勝利。
5-3
相手はマナスクリューの模様。一方のこちらは決闘者による二段攻撃十手が完成。
あとはサリアでマナに税金をかけて滅びを牽制。そのまま決闘者が無双して勝利。
×○○

 結果、4勝1敗で4位/31人中。惜しくも賞品は逃したものの、右腕の力投で苦手ILCで勝ち越した。Fuji軍は次回からはスタンダード戦に突入する予定(M13が出たので)だが、レガシー戦においてはイクイップが軸であることは変わらない。「まだまだ始まったばかりなので良い時も悪い時もある。今年が終わって、最後に笑えるように頑張りたいです」とイクイップ。試合後も笑顔は見せなかった。まだ7月。新エースの戦いは続いていく。

[2012年7月16日1時05分 TKTRスポーツ]

コメント

イエネコ
イエネコ
2012年7月16日13:21

おめでとうございます!
ここ何か月か白単が上位にいるところをみていなかったのでその中で勝ち上がってすごいと思います。特に5戦目は相手の除去が多かったと思うので苦しい戦いだったと思います。

一つ質問なのですが,《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》からサーチする装備品(おそらく十手,殴打頭蓋の二択)の選択の基準はありますか?よければ参考にしたいです~。

Fuji/ヴァイン
2012年7月17日1:15

>>イエネコさん
ありがとうございます!・・・まあ、神トップ勝ちばかりでしたがw

石鍛冶からサーチする装備品の選択の基準ですが、僕の場合は
① 場の状況、② 手札の内容、③ 相手のデッキ から考えて決めていますね。

例えば、①、②では、
7母が戦場に着地している → 石鍛冶が除去されにくい → バッターをサーチ
決闘者orミラクルが戦場に着地している → 十手or剣をサーチして一気に!
ハンドに生物が多くある → 素出しが容易な十手or剣をサーチ
ハンドに生物が少ないが、装備品は多くある
→ バッターorモタポをサーチして装備品の使い手の枚数を増やす

また、③では、
相手にラバマンやボブを出された(StPは無い) → モタポをサーチして即除去
相手が市長の塔、罰する火、枷、Ithなどを使ってくる → 速足ブーツをサーチ
相手がドレッジ
→ モタポをサーチして黄泉橋リムーブの構え、余裕があれば十手(自殺できるから)

・・・といった感じでやってます。(たぶん)

ちなみに、実戦ではバッターをサーチしてくることが一番多いです。
やっぱりバッターは石鍛冶さえ生き残ってくれていれば強力かつ最軽量なので。

イエネコ
イエネコ
2012年7月17日3:53

なるほど。母がいるときは殴打頭蓋が優先ですか…。参考になります。
 それと,決闘者に十手を持たせたら十手のカウンター使えばタフネス8まで倒せるので強いですね。装備ウィニーはなんとなく純鋼の聖騎士のイメージがあったので予想外でした。
 昔相殺に手痛い目に合っていたので《忘却の輪/Oblivion Ring》をメインから外せずにいましたが,最近はそんなに困るようなエンチャントやアーティファクト(相殺,枷など)はあまり見なくなったので,こういう比較的まっすぐなビートデッキにするのもいいかもしれませんね~。
 旧ミラディンのころと比べて装備品と担い手が充実してきたことですし,僕もぼんやりと装備ウィニーを考えてみます!ありがとうございます。参考になりました。

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