(Y・リーグ、勝2-1負、4日、安浦コミュニティセンター)

 大物ルーキーがFuji軍の“壁”を破壊した。Fuji軍・タッサ単が4日のYMC戦(スタンダード)で先発。9回5安打4失点で2位入賞と、ほぼ完璧な結果でプロ2勝目を飾り、2-1で快勝した。この1勝でチームは昨年、一度もできなかった5連勝と同一カード3連勝をマーク。2ヶ月目右腕が低迷脱出を図るチームの原動力となっている。

 打者3人に対して被安打5、被本塁打1、四球1、奪三振6。「今日は少しデッキがブン回っていた。自分でも少し“あれ?”と思ったけど、ブン回っているうちに何とか勝つことができた」。この日の見事な幸運をタッサ単は冷静にこう総括した。

 今回の使用デッキは前回同様タッサ単。ただし少々デッキを改良したため、前回のときよりは一般的な青単信心に近くなっている。

1戦目 緑単信心
1-1 後手スタート
初戦の1-1に緑単信心のパーマネントを襲うニクソス(初手)+サイクロン(初手)超過で空振り三振を奪うなど早速、剛腕ぶりを披露。
1-2 相手ワンマリ
しかし、1-2の相手は剛ではなく柔だった。こちらは序盤にタッサを展開し、毎ターン占術して快調にビートしていったものの、《ナイレアの信奉者》で13点もライフゲインされてしまい、すぐに倒せず。そうこうしているうちに相手の漸増爆弾X=2で潮縛りが一掃されデカブツが再起動して負け。
1-3
ここでは大技こそないものの、雲ヒレ雲ヒレ凍結燃焼タッサでテンポよく高速ビートダウンだ。
○×○

2戦目 URBコントロール
2-1 先手スタート
首脳陣が「タッサ単の構成はきれいな青単信心ではなく、クロックパーミッションのように動くタイプ。メイン・否認もあるから(コントロールデッキは)相当、やりにくいと思うよ」と指摘するように「電波な構築」はタッサ単の武器だ。2-1ではこれが本領を発揮し、グリクシスコンを完全に翻ろうした。審判梟&夜帷&タッサで速攻ビートして、相手の反撃を否認して勝利。
2-2 相手ダブマリ
ここでは土地が初手の2枚で完全に止まる事故により落としたが・・・
2-3
1T目:雲ヒレ、2T目:前兆語り、3T目:凍結燃焼、4T目:タッサ で完封勝利だ。
○×○

しかしこの電波構築による快進撃も、本家本元の青単信心の前では無力だった。

3戦目 青単信心
3-1 先手スタート
微妙な初手を「まあ最低限」とか言ってキープしたら相手の夜帷に一方的にフルボッコ&爆アドされて惨敗。青単信心相手に初手・否認×2キープなんぞしてはいけない(戒め)
3-2
ここでは潮縛りで相手の凍結燃焼を封じつつ信心を稼いでタッサで殴って勝利するも・・・
3-3 こちらワンマリ
相手の初手が「反論×2、サイクロン×2、波使い、土地2」だったらしく、これが事故らず回るととっても強くてワンマリハンドでは対抗出来ず負け。
×○×

 結果、2勝1敗で2位/10人中。決勝はわりとボコボコにされたものの、Fuji監督も「落ち着き払っている」と感心する低速デッキさばき。コントロールをカモる力を持っているかもしれないルーキーだ。

[2013年11月8日19時00分 TKTRスポーツ]

コメント

全知からりらっくま
2013年11月9日14:11

これ元ネタあったのですね!!
いつも斬新なレポの方法だなぁと思いながら拝見しておりました。

Fuji/ヴァイン
2013年11月9日22:32

>>全知からりらっくまさん
元ネタ改変の副作用として、レポの内容は薄くなってますけどね~ ^ ^;

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