以前、奇跡的に信心亭で優勝出来た黒緑感染デッキの解説なんだ ( * ^ ◯ ^ * )
なお、1カ月前の出来事の模様 ^ ^;

こういうのは実戦での結果が良かったときにすぐ書いておかないと
書く機会が無くなってしまうって前も言ってたじゃないですか~ ^ ^;
まあ、1カ月前ならギリギリセーフなんだ ( * ^ ◯ ^ *;)
9月はFNMに参加しまくりで毎週のようにレポ書いていたから仕方が無いね ^ ^;

ということでデッキリストは前にも書いたけど、こんなの ↓
「強大化レス黒緑感染」
メインデッキ(60)
クリーチャー(12)
4 ぎらつかせのエルフ
4 疫病のとげ刺し
4 ファイレクシアの十字軍
スペル(25)
4 コジレックの審問
3 思考囲い
4 巨森の蔦
4 怨恨
3 気宇壮大
4 古きクローサの力
3 地うねり
土地(23)
1 森
1 沼
4 花盛りの湿地
3 草むした墓
4 新緑の地下墓地
2 霧深い雨林
2 吹きさらしの荒野
2 ペンデルヘイヴン
4 墨蛾の生息地

サイドボード(15)
4 突然の衰微
1 原基の印象
3 自然の要求
1 忍び寄る腐食
1 墓掘りの檻
1 悲哀まみれ
4 致命的な一押し

以下、誰得デッキ解説&自分用メモ

《クリーチャー》 12枚(墨蛾を含めると16枚)
最も一般的な感染デッキである青緑感染の感染持ち生物は、
エルフ4工作員4墨蛾4の12枚に、追加でアーティファクトを壊せる堕落者が
メインから1枚入るかな~、くらいで、合計12~13枚というのが一般的。
しかしこれでは初手7枚に感染生物が全く来ない確率が約20%もあり、
そんなハンドはキープ出来ない。これは僕の好むところでは無かった。
さりとて、青緑では他に投入に値する軽量感染生物がイマイチ居ない・・・
というのが、僕が青緑から黒緑に乗り換えた最大の理由だったりする。
工作員は確かに最高の感染生物だが、強い軽量感染生物が工作員しか居ない
青よりも、とげ刺しとΦクルが居る黒の方が、感染生物16枚体制を実現して
初手7枚に感染生物が来ない確率を10%以下に出来るという点で優れていた。

《ぎらつかせのエルフ》 4枚
最速の感染生物であり、モダンでは禁止に相当する2キルを実現する殴り手。
・・・なのだが、このデッキは変異原生と強大化不採用のため(理由は後述)、
どう頑張っても2キルは実現不可能だったりする ^ ^;
まあ、2キルとかよほどこちらのハンドがテンパイ&相手が無妨害でないと
決まらないので大した問題では無い。軽い感染生物ってだけで強い。

《疫病のとげ刺し》 4枚
飛行持ち感染生物。同じ2マナで青の《荒廃の工作員》と比較すると
アタッカーとしての性能では下位互換となるが、
モダンのデッキには飛行をブロックする手段が全くないデッキが意外と多く、
そういったデッキに対しては工作員と同等のアタッカーとなり得る。
また、親和の墨蛾+頭蓋囲いによる「速攻毒殺プラン」に対しては
ブロッカーとなることも出来るので総合的には工作員にさほど劣るものではない。

《ファイレクシアの十字軍》 4枚
最硬の感染生物。プロテクションにより赤と白の除去・生物対して圧倒的に強く、
黒であることから《破滅の刃》、地味にゾンビであることから《夜の犠牲》も
効かないという、モダンの3マナ生物としては最強クラスの除去耐性を有する。
その上、先制攻撃+感染の合わせ技により戦闘面でも強力で、
ジャイグロ系スペルが1枚でもあればタルモだろうがアンコウだろうが
一方的に殴り倒すことが出来るとかいう黒緑感染デッキの切り札。
コイツの戦闘面における実質的な戦闘力は「パワー/(タフネス+パワー)」
であり、これを「Φクル算」と呼んでいる人も居るとか居ないとか ^q^<イナイゾ
ただ、プロテクションの色が合わず、除去枚数が少なく、相手を妨害するよりも
速攻で殺しにくるようなデッキ相手には重く遅いためサイドアウトされる。
(マーフォークとかエルフとかドルイド系デッキとかコンボデッキとか)
感染生物の枚数を削ってしまうのは初手キープ率が下がるので
あまりやりたくはないが、その手のデッキ相手に感染生物がΦクルしか
居ないハンドをキープしても大抵は間に合わないので仕方が無い。

《墨蛾の生息地》 4枚
土地兼感染生物。生物化すれば貴重な感染生物となるためここで解説。
土地でありながらとげ刺しと同様にブロックされ難いアタッカーとしても
緊急時のブロッカーとしても使える上にソーサリー除去を回避する凄いヤツ。

《コジレックの審問》 4枚
黒使いの挨拶だが、このデッキでは囲いよりも優先して4枚採用。
感染デッキにとってハンデスしたいカードというものは
アドが取れるパワーカードなどではなく、除去などの軽い妨害カード。
そのため、早いデッキ相手にはライフロスが痛くなる囲いよりも審問が優先される。
まあ、審問より囲いの方が安かったら安い方を優先していたけど ^q^q^q^q^q^

《思考囲い》 3枚
黒使いの挨拶その2であり、追加の審問。
これら軽量ハンデスを惜しみなく使用できるというのも黒緑感染の利点だな。
黒のハンデスと違い、モダンでは青の打ち消しがレガシーほど強くないのでね。

《巨森の蔦》 4枚
除去弾き兼ジャイグロ系スペル。基本的な役割は相手の単体除去から
感染生物を守ることだが、イザというときには+4/+4修正という
強力なジャイグロ系スペルにもなる汎用性が最大の魅力。

《怨恨》 4枚
トランプルを付与するジャイグロ系スペル。コイツの再録が無ければ、
僕はモダン(と当時のスタン)で感染デッキを組むことは無かった、という
お気に入りカード。一時期、デッキに強大化を入れていた際には、
強大化と相性が悪いということで枚数を減らしていた時期もあったのだが、
強大化をゴミカード認定して全抜き(理由は後述)してからは4枚に復帰。
その後は大活躍している模様。やはり回避能力付加は必要ってはっきり分かんだね。

《気宇壮大》 3枚
トランプルを付与するジャイグロ系スペルその2。
怨恨4枚だけでは引けないことがあったため追加された新戦力。
一見すると弱いっぽいと思われるかも知れないが、古クロが無色1マナ分
重くなりソーサリーになったらトランプルが付いてきたと考えれば普通に強い。
これと比べると、単に修正値がデカいだけで他に何もない強大化とかマジゴミ(ry

《古きクローサの力》 4枚
軽量ジャイグロ系スペルその1。メインフェイズに撃たないと弱い、という
欠点があるため、相手にチャンプブロッカーを用意されてしまうと弱いが、
飛行やプロテクション、トランプルでブロッカーを無視出来る展開に
持ち込んでしまえば普通に1マナ+4/+4修正として計算出来るため強力。

《地うねり》 3枚
軽量ジャイグロ系スペルその2。上陸してから撃たないと弱い、という
欠点があるため、途中で土地が詰まってしまうと弱いが、このデッキは
賛美ババア不採用(理由は後述)の分、土地は多めに23枚投入されているので
大体の場合1マナ+4/+4修正として計算出来るはず。まあ軽いし普通に強い。

《土地》 23枚
最も一般的な感染デッキである青緑感染の場合、土地枚数は20~21枚程で
そこにマナクリとして賛美ババアが4枚という構成となっているが、
このデッキは賛美ババア不採用のため、土地は多めに23枚投入されている。
また、強大化不採用のため、フェッチの枚数は8枚程度に抑えられている。

《森》 1枚
《沼》 1枚
基本土地は1枚ずつ。相手の流刑や幽霊街でのサーチ用と月ケアが主な役割。
このデッキはΦクルの為の黒ダブルに、巨蔦キッカーや
同一ターンでのジャイグロ系スペル連打の為の緑ダブルや緑トリプルなど
マナ拘束がキツイデッキなので、あまりフェッチから探されることはない。

《花盛りの湿地》 4枚
キツイマナ拘束からプレイヤーのライフを守ってくれる超優良2色土地。
感染デッキの場合、4枚目の土地をアンタップインで戦場に出す機会は
あまり無いので、ファストランドのデメリットはほとんどの場合気にならない。

《草むした墓》 3枚
説明不要のショックランド。まあ3枚くらいがちょうど良い。

《新緑の地下墓地》 4枚
黒緑フェッチランドは、森でも沼でも持ってこれるという点で
他のフェッチよりもちょっとだけ重要。まあ実戦では大した影響無いけど ^ ^;

《霧深い雨林》 2枚
《吹きさらしの荒野》 2枚
数合わせの緑フェッチ。ジャイグロ系スペル連打の為には緑マナが必須なので
黒フェッチよりも緑フェッチが優先されている。
まあ、大体の場合ショックランドを持ってくるので大して関係無いけど ^ ^;

《ペンデルヘイヴン》 2枚
土地兼プチジャイグロ系スペル。土地のスロットで戦線を強化出来るのは重要。
特に相手にすべりんやチャリスを置かれてしまった際には
《最後の望み・ペンデル》となる。特にメインでは対処法無いのでね ^q^


《突然の衰微》 4枚
チャリス・すべりん・静電術師・月・3マナリリアナ2種・ギラ霊気格子
などといった、感染デッキにとって即死級の天敵に対する万能対策カード。
サイド後は、上記のカードが入っていそうな相手に対しては取り敢えず3枚程
投入されることが多い。単純にブロッカー排除も出来るため無駄にはならない。

《原基の印象》 1枚
チャリスに対する5枚目の衰微であり、親和に対する4枚目のクレーム。
シングルシンボルで設置型の置物破壊ということで、月対策としても強力。

《自然の要求》 3枚
親和はもちろんのこと、すべりんや月に対しても強力な置物対策カード。
バーンに対しても、自分の怨恨に撃ってライフ回復とか出来るのが器用で、
最近のバーンは大歓楽が入っていない型もあるらしいが問題無く投入出来る。

《忍び寄る腐食》 1枚
親和やランタンコンのようなアーティファクトに依存するデッキに対する
最終兵器。通れば大体勝ち。なお、親和相手には手遅れになることもあり、
ランタンコン相手にはそもそも引かせて貰えない模様 ^ ^;
それでも、通れば大体勝ち、というだけで投入する価値がある。

《墓掘りの檻》 1枚
カンパニー系、コード系デッキに対する対策兼墓地対策カード。
特にカンパニーやコードからはすべりんやメリーラが飛んでくることが
よくあるのでそれは何としても阻止したいところだ。
瞬唱や未練魂相手にサイドインするかどうかは場合による。
大抵の場合、それだけではサイドインしないほうが良いことが多い。

《悲哀まみれ》 1枚
親和やヘイトベアー、トークンや部族系デッキなどに対する対策カード。
滅びの方が対エルドラも見れて丸いとは思うが、アレ高いので ^ ^;
まあ、ジャイグロ系スペルと組み合わせることで自軍の感染生物を
生き残られたりとか出来るし占術もあるのでこれはこれで使える。安いし ^ ^

《致命的な一押し》 4枚
すべりんやメリーラ、静電術師などの致命的な生物に対する対策カード。
衰微と役割が被っている感はあるが、一押しの長所は何といっても軽いことで、
厄介な生物と除去しつつジャイグロ系スペルを撃って瞬殺が狙えるという
動きを一手早く出来るということは、特に感染デッキにとっては重要。
バーンや親和に対しては、単純にアタッカーを撃ち落とす防御用カードとしても強力。


おまけ:採用が見送られたカードについて

《貴族の教主》
青緑感染においては必須と言われるカードだが、「値段がアホみたいに高い」と
いう理由で購入を見送り続けていた ^q^q^q^q^q^
しかし、黒緑に乗り換えた今となっては手元に合っても要らないカードとなった。
コイツの最大の欠点は値段が高いことではなく黒マナが出ないこと。
確かに、マナクリで2T目に3マナを実現しつつ、賛美で戦線を強化出来る
というのは強い。しかし、黒マナが出ないのではその魅力も半減だ。
さらにコイツを投入する場合、如何に賛美持ちと言っても単体での戦力としては
所詮はマナクリ。そのため、コイツを4枚入れつつ土地も多めに投入すると
どうしてもデッキが非力になってしまうため、土地枚数は20~21枚が適正と
なる訳なのだが、この21枚の内、墨蛾4枚とペンデル2枚はほぼ確定枠。
ここに基本土地の森も1枚入れるとなると、それ以外の全ての土地から
黒マナを出せるようにしても、黒マナを出せる土地の総数は14枚。
これでは、黒ダブルのΦクルを安定運用することはかなり難しくなる。
黒ダブルを安定させる為には、黒マナ土地は16~17枚は欲しいところ。
結論としては、黒マナが出ないマナクリなんか入れてるスペースがあるなら
黒マナが出る土地の枚数を増やすべき、となった訳だ。

《強大化》
コイツが僕にゴミカード認定された最大の理由は、何と言っても
「相手が何も妨害していないのに、唱えることすら出来ない事がある」という点。
相手にすべりんやチャリスを置かれた訳でもないのに、自分の墓地が肥えていない
だけで勝手にハンドで腐ることが多々あるとかゴミ以外の何物でもない(断言)
しかも、コイツを安定運用するためには墓地に落ちやすいインスタントや
ソーサリー、フェッチを出来るだけ多めにして、墓地に落ちにくい
パーマネントカードは出来るだけ少なめにする必要がある、という制約もある。
つまりは、トランプル付与による戦線突破が強力な怨恨や、
ライフロスを無しに2色マナを供給するファストランド、
初手キープ率を高めるために追加投入された13枚目以降の感染生物、
これらと相性が悪く、強大化を投入する為には上記3つを
ある程度は諦めなければならないということになる。
そこまでしてデッキに入れたところで、所詮コイツは単に
+6/+6修正するだけのタダのジャイグロ系スペルでしかない。
どう考えても怨恨等を諦める程の価値は無い(断言)
トランプルを付与する怨恨や気宇壮大、除去弾きとしても使える巨蔦と違って
最後のトドメ以外には役に立たないのに、肝心なときに唱えることすら
出来ないことがあるなんて・・・コイツは完全にゴミである(断言)
特に複数枚重ね引きしてまとめてハンドで腐っているときとか殺意すら沸く。
もう二度と使うことは無いだろうし、クソ探査カードの一種なので
さっさと禁止になった方が世の為人の為モダン環境の為だとも思う(怒)

《変異原生の成長》
変異原生は感染デッキにおいては2キルを実現するカードであり、
強大化とも相性が良いカードなのだがこちらも不採用となった。
変異原生の問題点は強大化の逆で、唱えることは容易だが打点上昇が低いという点。
ハンドで勝手に腐ったりしない分、強大化とかいうゴミよりも大分まともだが、
コイツも複数枚重ね引きしてしまった場合、打点不足で相手を毒殺し切れない
ことがある。3枚重ね引きしても合計で+6/+6修正しか無いのでは・・・
なお、強大化と変異原生をバランス良く1枚ずつとか引ければ、
お互いの短所を補い合って強いのではないかと思われるかも知れないが、
それは単にジャイグロ系スペル2枚で+8/+8修正しているだけである。
それなら、替わりに古クロと地うねりを入れておけば、一方を固め引きしても
地獄を見ることなく安定して「2枚で+8/+8修正」を実現出来る。
ということでまとめて不採用となった。ジャイグロ系スペルは安定性が命なのである。

《顕在的防御》
除去弾き枠を巨蔦と争って敗れた形だが、その敗因はジャイグロ系スペルとしての
修正値の非力さにあった。巨蔦は、マナこそ掛かるものの+4/+4修正の
ジャイグロ系スペルとしても運用出来たが、防御は+2/+2修正止まり。
そのため、除去弾きが必要無い場面ではあまり役に立たずリストラとなった訳だ。
一応、すべりんに対象変更されないという利点もあるにはあるのだが・・・
まあ、+2/+2修正だけがすべりんを潜り抜けたところでどーしたという話だし。
黒緑に乗り換えたことにより得たハンデスと、除去弾きとしての役割が
被ってしまったというのも、防御にとっては向かい風だった。
まあ、ハンデスの方が丸くて強いからね、仕方が無いね。

《集団的蛮行》
ネットで検索できる黒緑感染デッキのサイドに採用されているのを
よく見かけるのだが、これのどこが強いというのだろうか?
モードは、ハンデスと除去とドレインだが、感染デッキとして見ると、
① すべりんも静電術師もチャリスもリリアナも月も落とせないハンデス
② すべりんも静電術師も、もちろんチャリスもリリアナも月も破壊出来ない除去
③ ライフを一切攻めない為、実質的に2点ライフ回復するだけのドレイン
・・・これは・・・ よ わ い (確信) ^ ^;
汎用性が欲しいなら衰微で良し。バーン対策としては強いけどそれだけだね。


最後に、このデッキは土地と囲い以外のカードは全て1000円以内で購入
出来るので安いデッキです。コイツいっつも安いデッキ使ってんな ^ ^;

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